桜花雑貨店

本とか音楽とか考えたこととか。

新生活。

新しい生活がはじまって3週間。ようやく生活のテンポが掴めてきました。

職場も、住む場所も、人間関係も全部一気に変わって。正直この3週間はとても辛かった。一人暮らしになったから全部自分でやらなくちゃいけないし、仕事では慣れないことばかりで不甲斐ないし、人間関係もまた一から構築しなきゃいけないし。

 

新しい職場の空気は、前の職場とはだいぶ違っていて、かなり慌ただしい。音楽用語で例えるなら、前の職場がアンダンテだったのに対して、今の職場はアレグロ ヴィヴァーチェな感じ。

想像以上に大変で打ちのめされそうになって泣きたくなることも多々あるし、既にもう自分には向いてないんじゃないかとか思うこともあるけれど、それでも何とか食らいついてやっています。やるべきことも何となくとだけどわかってきたし。

何よりやっぱり憧れなんですよね。仕事のことをちゃんとわかっていて、やるべきことをサクサクこなしていく人って。自分もそうなりたいなぁ、と。本当になれるのかなぁ、という不安もなきにしもあらずですが。とりあえずは死なない程度に頑張ろう。

 

今読んでいる本は、森見登美彦さんの『夜行』です。どんどん世界観に引き込まれていく感じがたまらない。昨日は早く寝るつもりだったのに、読みふけってしまっていつの間にかかなり時間が経ってた。

気持ちのすれ違いから、考えたこと。

「あなたのためを思って」とか、「心配してるから」とか、そういう言葉を枕詞にすれば何言ってもいいっていうわけじゃないよね。そういった言葉を笠に着て、無遠慮な言葉を投げるのは違うと思う。

黙って見守ってて欲しい時とか、空気読んで何も言わないで欲しい時もある。そういう時に、相手からそうしてもらえるかどうか、または逆の立場の時に自分がそうできるかどうかで、自分・相手の評価や印象が変わるんじゃないか、と。何でも話せばいいってもんでもないし、それを相手に強要するべきでもない。

もちろん何も言わなくても察してほしいというのは甘えではあると思うし、自分から何も話してもいないくせに分かってくれないと怒るのは暴挙だと思うけれど、ある程度事情を知っていて、相手を信頼しているのであれば、相手が自ら話してこないのに無理に聞き出そうとすのは良くない。

相手には相手なりの考えがあってその行為(話さないこと)を選択しているのだから、それを尊重してあげることも必要だと思う。もし自分が話さない側の立場なら、何かあったら話聞くからね、とかって受け入れる体制を整えて待っていてくれているだけでも多少安心する。そしてもし何か話した時は、決して否定せずに受け止めてほしい。そっか、そうなんだね、と言ってくれたり、気持ちに共感してくれるだけでも少し楽になる。

変に「頑張れ」とか、「それくらいできるよ」とかって相手を鼓舞したりするのはあんまり良くなくて、ただ共感して欲しかった、話を聞いて欲しかっただけなのに、ということになりかねない。頑張れないから悩んでいるのであって。落ち込んでいる人、悩んでいる人を責めたり否定したり、「何で〇〇しないの?」などと言ったりするのはNG。それをされるとものすごく嫌な気分になるし、もう二度と相談なんかするかという気分になる。

話してくれなきゃわかんないとか言って話させようとするのは相手の意思に反しているし、それは自分の心配な気持ちを満たしたいだけのエゴになる。黙って見守ることも愛だと思う。

相手も何も考えないで行動してるわけじゃないと思うし、話すことが全てじゃない。自分の価値基準だけで相手を判断しちゃいけないな、と。どんなに親しい相手でも、あくまで他人なわけだし。どんなことを言われたら傷付くかくらいある程度想像できるし、いくら近しい関係でも言っていいことと悪いことがある。

だけど、いつまでもギクシャクしてるのは自分にとっても相手にとっても気分が悪いし得策ではないと思うから、どちらも大人になることも大事。いつまでも引きずらず、お互いに相手を一人の人間として尊重する姿勢が必要なんじゃないだろうか。

 

 

長々と書いてきましたが。

こんなことを考えたのは、自分自身に起きた二つのすれ違いがあったから。

一つ目は恋人と、もう一つはそれに関連して母親と。私が余計なことをして恋人を怒らせ、それについて落ち込んでいた私に対して母親が余計なことを言って私を怒らせた、という構図です。つまり私は怒らせた側と怒った側両方の気持ちを立て続けに体験したわけで、それについて考えたことを記録に残しておこうと思った次第です。もう同じことは繰り返したくないし、大切な人を不快な気分にさせたくないから、その教訓として。

自分は嫌だと思っていたことでも、相手が変わると今度は自分が相手に求めてしまっていたものもあるなぁと反省しました。親には口出しされたりするのは嫌だし話したくないこともあるのに、恋人に対してはいろいろ口出ししてしまったり、何でも話してほしいと思ってしまっていたり。申し訳ない。

けれどこうして思ったことを改めて書き留めてみると、これからの親や恋人との接し方を少し明確化することができたんじゃないかな、と思います。

怒らせた側/怒った側、両方の立場から考えたので、ところどころ立場がごっちゃになっているかもしれないけれど、ひとまずそんな考えごとでした。

最近読んだ本の話。

最近はわりといいペースで本が読めています。今月に入ってから短いものも含めて4冊ほど。この調子で今年もいろんな本に触れていきたいなぁと思います。

その中から良かった本を何冊かご紹介。

 

・桜風堂ものがたり/著:村山早紀

書店員が主人公の、奇跡と再生の物語。場面ごとに色彩が浮かんでくるような、色鮮やかなお話です。表紙も素敵。

全編を通して、穏やかであたたかな光の中にいるような、優しい雰囲気が満ち溢れています。けれど、書店の現状など、リアルな部分も描かれていて。その苦しい中にあっても、様々な工夫をしながら、書店を盛り上げていこうとする書店員や他の登場人物たちが、とても素敵で魅力的でした。自分もこんな仕事がしたい!と思わせてくれるような。

私は書店という場所が大好きで、何はなくともついつい足を運んでしまうのですが、この本のように書店員さんたちの努力があるからこそ、書店は面白い場所なんだなとこの本を通じて改めて知ることができました。今度書店に行く時は本の並びなどもよく見てみたい。きっとそれぞれの書店に頑張っている書店員さんがいるんだろうな、と思いを馳せながら見ることができそうです。

先日発表になった本屋大賞にもノミネートされていました。嬉しい限り。これを機にたくさんの人に読んでもらいたい本です。

 

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・プロカウンセラーが教えるはじめての傾聴術/著:小宮昇

いろいろと相談に乗ったり愚痴を聞いたり、落ち込んでいるところを励ましたりする場面が多いのですが、なんか上手くいかなくて悩んでたんですよね。余計落ち込ませてしまったりとか、あれ、ちょっと怒ってる?みたいな雰囲気になったりとか。

ちゃんと話を聴きたいし、励ましたいのに、何故か思うようにいかないということが多々あったため、きちんと話しの聴き方を学びたいと思い手に取りました。

この本は、そもそもの人間の心の動きや働きについての解説から始まり、傾聴のコツやこんな時どう対応したらいいのか、といった場面想定シミュレーションまで教えてくれています。この本を読み進めるにつれて、自分の間違っていたところがまぁあるわあるわ…。だからあの時ああだったのか、とか、これはやっちゃいけなかったのか、とか、いろいろ合点がいく一方、若干の後悔も…。

けど、これからは相談や愚痴なんかの同じような場面に遭遇した時はこうしよう、という指針ができたので良かった。「上手に聴く」こと、共感することって大事。もっと早く出会いたかった本です。仕事上でもプライベートでも、周りともっといい関係を築きたい人にはぜひ読んでもらいたい一冊。

 

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・地方創生大全/著:木下斉

まちビジネス事業家として活躍されている木下さんによる、地方が抱える問題点とそれを乗り越えて活性化していくための方法論。

自分が住んでいる地域でもいろいろな事業やイベントをやってはいるけれど、あまり目に見えて成果が上がっているようには感じられなくて。そんな地方が活性化していくには何が必要なのか知りたくて読みました。

それでわかったのは、地域活性化は行政の施策や補助金頼りではなく、自分たちで考え、資金を調達して事業をおこし、それを続けていくことが不可欠だということ。

声の大きい反対者に怯むことなく、地道に成果を挙げていって賛同者を増やしていくこと。

補助金だからといって無責任に浪費せず、継続可能な計画を論理的に立てること。

自分たちのまちの活性化は、他人任せではなく自分たちで考え実行すること。

撤退する場合のことも最初からきちんと考えておくこと。

失敗してもそこから学んでまた立ち上がること。

地域活性化はそう簡単にいくものじゃない。けれど、自分たちで考え、地道に、お金を堅実にやりくりしながらとにかく継続していくという姿勢が未来に繋がっていく。

勉強になりました。確かに、こういう考えの人たちが増えたらもっと地方は元気になるんじゃないかな。行政でも民間でも。

地域活性化に携わることを考えている人、また現在携わっている人全てに読んでほしい本です。

 

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ひとまず3冊のご紹介でした。

桜風堂ものがたりの著者、村山早紀さんとはTwitterで少しお話させていただいたこともあるので、ノミネートは本当に嬉しかったなぁ。読みたいなと思って探し回った末に運よくサイン本を購入できたということもあり、思い入れの深い本です。

 

 

京都旅行記。~聖地巡礼も兼ねて~

先日、京都旅行に行ってまいりました。

森見登美彦さん作品の聖地巡礼も兼ねつつ、紅葉も見つつの一泊二日。

 

〈1日目〉

京都駅に到着後、まずお昼ご飯を食べるために、ガイドブックで目をつけていた夢二カフェ 五龍閣へ。

バスに乗って清水寺付近まで来たまでは良かったのですが、そこからお店がなかなか見つからないという。

地図を頼りに同じところを何回も行ったり来たりして、ようやく発見。

 

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 大正浪漫風の建物や内装がレトロで素敵。

竹久夢二の作品がいたるところに展示されていて、食事が運ばれてくるのを待つ間に眺めて楽しみました。

 

食事はおススメされていた「京のホットサンド」をいただきました。

生麩のもちもち感が楽しい。柴漬けとベーコン・チーズって本当に合うんだなと感動しました。パンもサクサクで美味しかったー。

 

連れが「京野菜カレー」を食べていたので、野菜を少し味見させてもらいつつ。

海老芋とか赤万願寺唐辛子とか初めて食べた。

 

 

お腹いっぱいになった後は、またバスに揺られて下鴨神社へ。

こちらは聖地巡礼で来たかった場所です。

四畳半神話大系」に登場する樋口さんが、自身を下鴨神社の神様であると称しています。

 

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イチョウがとても綺麗に色づいていました。

しっかり、神様にお参りしてきました。なむなむ!

 

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糺の森はひんやりとしていて、何とも言えない神聖さがありました。

夜は短し歩けよ乙女」では、古本市のお話の舞台となっている場所です。

 河合神社にも立ち寄り、美人になれるようにお願いしてきました。あぁ美人になりたい。

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鴨川デルタで一休みして、川沿いをお散歩して、京大前まで歩いて進々堂ティータイム。

「夜は短し~」で、先輩と彼女が初めて待ち合わせをするところですね。

柔らかい照明の下で、ゆっくりした時間を過ごせました。ここで待ち合わせなんていいなぁ。

 

一旦京都駅へ戻ったのち、京都タワーへ。京都の夜景を一望してきました。

夜だったためどこに何があるのかははっきりとわからなかったものの、「あの明るくなってるところは何だろう?」「あのあたりが○○かな?」などと話しながら景色を眺めるのは楽しかったです。

 

ホテルにチェックインした後、また外へ出て、「ムーンウォーク」というバーへ。

こちらは、「夜は短し~」に登場する「月面歩行」のモデルになったと言われているお店です。

たまたまホテルが近くだったので、せひとも行ってみようと思い、バーは初めてでしたが思い切って行ってみました。

いろいろなフィギュアやおもちゃが飾ってある、面白い内装のお店。しかもお酒の種類がものすごくたくさんあって迷いました。もう片っ端から飲んでみたかった。

しかし残念ながら彼女ほどお酒は強くないので、2杯ほど飲んでお店を後にしました。カウンターに電気ブランが飾ってあったのはやっぱり森見さんファン向けなんだろうなぁ。

 

そんな感じの1日目。バスが混んで混んで大変だった。途中から地下鉄移動に切り替えたのですが、そっちのほうが数倍楽でした。

 

 〈2日目〉

目覚ましをかけたはずがかかっていなくて、予定より遅い起床に。

その影響で、ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールになりました。

 

この日はまず鹿苑寺銀閣へ。

高校の修学旅行で来たきりなので、2回目の訪問。

 

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この日は工事期間中だったらしく、2階部分の周りに工事用の枠が取り付けてあったようですが、最後にその説明書きを読むまで全く気付かなかった。

 

 

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この湧き水は今でもお茶を点てる時に使われているそう。 

 

 

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紅葉が綺麗でした。

 

続いて哲学の道を歩いて法然院へ。

銀閣寺とはうって変わって人も少なくひっそりとしていました。心静かにお参り。

 

少しバスに乗って歩いて、時間の関係もあり混雑していた永観堂は寄らずに南禅寺へ。

 

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三門上から見た景色。こちらもだいぶ葉が赤く色づいていました。

三門を上る階段が急でちょっと怖かったのもいい思い出。

 

この後駅へ向かいながら、行ってみたかった雑貨屋さん「アンジェ」に立ち寄りました。ああいう雑貨屋さんが近所にあってほしい。見たことないようなアイテムを「何これ?」って言いながら見る楽しさ。

 

新幹線に乗る前に駅で昼食。そこで食べた出汁茶漬けが美味でした。これうちの近くで食べられるところないのかしら。

そしてあまり時間がなかったので、バタバタと家族や職場へのお土産を購入し、無事新幹線に乗り込んだのでした。

 

そんな感じで何事もなく行って帰ってこられたのと言うと実はそうでもなく。

今回の旅は初日朝からハプニング続きでした。

まず家を出て数分後に私が携帯を忘れたことに気づいて。取りに戻った結果どう頑張っても予約した新幹線の時間に間に合わないということになり。

時間変更を窓口でしてもらえたのはよかったものの、新幹線に乗り換える駅で改札を通れなくて焦って。よく確認してみたら、予約した時は一緒に申し込んでいた乗車券が、変更後のものにはついていなかったということがわかり。何とか新幹線には乗車できたけどすごく焦った。ちゃんと確認するべきでしたね。反省。

 

その後も、持って行った3DSが充電したはずなのにすぐ赤ランプが点滅し出すという謎の現象に見舞われたり、バス停を間違えていて親切なおじちゃんに教えてもらったり。

 

2日目の朝はモーニングを食べられるお店に行くはずが、起きるのが遅くなった影響でモーニング終了してて入れず。お昼にリベンジしに行ったらものすごく混んでて泣く泣く諦めました。時間がなかった。

 

そして極め付けが帰る途中。新幹線から特急に乗り換える駅で、券売機のところに携帯を置き忘れるという大失態。乗り換えまで時間があったのでお弁当などを買ったりした後、ホームで携帯を取り出そうとしたら…ない。

慌てて探し回った結果、親切な人が駅員さんに届けてくれていたことが判明。残り時間5分で急いで手続きをしホームへ全力疾走。

変な人に盗まれてなくて本当に良かった…!届けて下さった方に心から感謝。

 

そんなハプニング続きの旅行でしたが、聖地巡礼もできたし、紅葉も見ることができたし、ずっと来たかった京都で良い思い出が作れて良かったなぁと。

本当はもっと行きたいところや見たいものもあったしなかなか予定通りにはいきませんでしたが、それはまた次回の楽しみに取っておくことにします。

 そして何よりいろんな方々の親切があってこその旅行でした。駅員さんやバス停のおじちゃん、携帯を届けてくれた方…感謝してもし尽せないです。

 

今度行く時はもうちょっと時間に余裕を持ったスケジュールで行きたいなぁ。今回は楽しみすぎて一泊二日なのにいろいろ詰め込みすぎた。けど楽しかった!

近況。

お久しぶりの更新です。
いろいろ一段落ついたので近況のご報告をば。


公務員試験は残念な結果に終わりました。
一応補欠という形ですが、あまり期待していないので、早速次に進むための準備を始めているところです。
また来年チャレンジするつもり。


試験が終わったので、しばらく手をつけられていなかった積読たちをもりもり読みました。
読みたい本を読めるって幸せ。

今は坂本真綾さんの『満腹論』を再読中です。
ずっと読み返したくてようやく読めた。
真綾さんの書く文章がやっぱり好きです。


それから
森見登美彦さん作品の聖地巡礼も兼ねた京都旅行にも行ってきたので、後でその話も詳しく書けたらなぁと思っています。


そんな感じの近況でした。
また新たな目標に向かってチャレンジする日々が始まりそうです。

今年に入ってから読んだ本たち。

今年に入ってから読了した本5冊をご紹介。
 
夢を「10倍速」で実現する方法

夢を「10倍速」で実現する方法

 

 

ソフトバンク社長室長として、孫社長を長年見てきた三木雄信さんの本。夢を実現するために必要なノウハウがつまっています。

起業を考えてる人、何か自分で新しいことを起こそうとしてる人にオススメです。
 
「競争相手の少ないジャンルを探して、まずはそこでナンバー1になる」
「知らない人でも積極的に会いに行く。何かをしようと思ったらまずはその分野の人に話を聞きにいく」
など、挙げられているノウハウは実行できそうなものばかり。いきなり大きな目標を目指すのではなく、まずは小さな行動から始めてみることが大切なんだな、と。目標を前にして難しく考える前に、まずは小さくても行動してみることが大事ですね。
 

 

イルミネーション・キス (双葉文庫)

イルミネーション・キス (双葉文庫)

 

 

リバーズ・エンド」の頃から好きな橋本紡さん。
キスがテーマの短編集。様々な人たちが、それぞれの場所で過ごす毎日を切り取っています。私は『ハウスハズバンド・キス』が一番好き。専業主夫のお話なのですが、ここのところ男性の育休が話題になっていることもあり特に印象的でした。
仕事と、子育てと、自分たちの日々の生活と。それらをパーフェクトにこなすことは今の日本じゃ難しくて、何かしらは捨てなくちゃいけなくて。けど捨てることにも戸惑って、それでも何とか折り合いをつけて生きている。そんな中で、全部完璧ではないにしても、美味しいご飯と家族の笑顔があれば幸せなんだよね。一番最後のシーンがすごく良かった。
 

 

書店男子と猫店主の長閑なる午後 (集英社オレンジ文庫)

書店男子と猫店主の長閑なる午後 (集英社オレンジ文庫)

 

 

書店、猫、メガネ男子という素敵三拍子につられて購入。さくっと読めました。少しファンタジーも入っているのでそちらが好きな方にもおすすめ。しかしこの三拍子はどうしてこんなに魅力的なんだろうか…。
 

 

推定脅威

推定脅威

 

 

第21回松本清張賞受賞作。自衛隊戦闘機をめぐる事件を解き明かしていくミステリー。
途中専門用語が出てきて、航空機の知識がからっきしな私は「ん?」ってなりましたが、知識がある程度ある方は楽しめるかも。もちろん、知識がない私でもストーリー自体は楽しく読めました。
 

 

今日も一日きみを見てた

今日も一日きみを見てた

 

 

作家の角田光代さんによる、飼い猫トトとの日常エッセイ。
まず、トトがかわいい。表紙や本のところどころにある写真はもちろん、文章の中に登場するトトの行動もかわいらしい。
角田さんの文章も読みやすくて好きです。
うちにも猫がいるけれど、トトにちょっと似てるなぁと思いながら読みました。布団に入ってこないとか、ご飯食べてるとテーブルに乗ってじっと見てるとか、運動神経がちょっと鈍いところとか。
けどそういうちょっとしたことが面白くてかわいいんだよなぁ、とニヤニヤ。
全体を通して、角田さんのトト愛がにじみ出ていました。
 
 
今は出口治明さんの『「全世界史」講義』を読んでいます。高校の選択は日本史だった私は読み進めるのにだいぶ苦労しています。なんせカタカナが苦手なもので…。
勉強にはなるし、知らないことを知るのは楽しいのでじっくり読んでいこうと思います。
 

今年の目標。

2016年になりました。今年もよろしくお願い致します。

 

今年の目標。

・本を50冊読む。

・無駄遣いをしない。

・読書会などにより積極的に参加する。

・転職関係の試験を成功させる。

・自分の意見をしっかりと持った人になる。

・穏やかだけど芯のある女性を目指す。

 

今年は転職のための試験を控えているため、自分にとっては挑戦の一年。

自分の夢を掴むためにも、妥協せず精一杯努力したいと思います。

 

本は昨年は24冊しか読めていなかったので、今年はもっと時間を有効に使っていきたいです。読みたい本が増えていく一方なので、これからは気になったらすぐ買って読むようにしたいですね。お財布が許す限りですが…。

 

目標の最後2つは、自分の内面について。

かっこいい女性って憧れます。強さと優しさを兼ね備えていて、ユーモアのセンスもあって、仕事も出来て…みたいな。そんな女性になりたい。

今はまだまだ遠い私ですが、今年一年間で少しでもそんな女性に近づけるよう頑張ろう。

 

そんな今年の目標でした。

今年もたくさんいいことがありますように!