読書記録【2018.12】
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さっそくですが読了本のご紹介です。12月は5冊でした。
〇家族シアター/辻村深月
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 文庫
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辻村深月『家族シアター』読了。
— yuko@読書 (@book_yuko) 2018年12月4日
家族をテーマとした7つの短編集。
親子、兄弟姉妹、祖父母と孫…なんか家族って難しいよね。近すぎるがゆえに関係性で悩むことも多いし。それぞれの家族にそれぞれの形がある。
思わず自分と家族の関係性に思いを馳せてしまった。 pic.twitter.com/UDsh7EIsxP
家族だからこそできることもあるし、家族だからこそ難しいこともある。一筋縄ではいかない家族のすれ違い、その何とも言えないもどかしさと既視感が描かれた作品。作者の辻村さんは、そういう人間関係の濃やかな機微を表現する能力に本当に長けていらしゃると思う。好き。
〇金哲彦/ウォーキング&スローラン
金哲彦のウォーキング&スローラン―みるみるカラダが変わる4ステップ
- 作者: 金哲彦
- 出版社/メーカー: 高橋書店
- 発売日: 2010/04/27
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 40回
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金哲彦『ウォーキング&スローラン』読了。
— yuko@読書 (@book_yuko) 2018年12月8日
通勤で10分程度歩く以外には全く運動していない私でも、ウォーキングくらいなら出来そう…と思って手に取った本。
正しい姿勢や歩き方が写真入りで解説されていてわかりやすい。
これを読んでからは、常に丹田を意識しながら歩くようになった。 pic.twitter.com/fXPafgRGQd
これを読んで以来、丹田を意識して歩く生活を続けています。あと骨盤ごと動かすようなイメージで足を動かすと、今までは一歩で登れなかった階段が登れるようになって目から鱗だった。階段は足の力だけで上るんじゃないんだなーという発見ができました。
山内マリコ『買い物とわたし』読了。
— yuko@読書 (@book_yuko) 2018年12月9日
著者の山内さんのお買い物遍歴が、読んでいて楽しい。
うっかりボーナスの時期に読んでしまったので、物欲がより高まってしまってしまった。笑
お買い物って楽しいよね…! pic.twitter.com/apqLbt49m3
お買い物って楽しいよね…!(2回目)
他の人が何を買って、どんなふうに使ってるのか見聞きするの好き。良さげなものを見つけたら、自分も真似したくなってしまうし、すぐにでもお買い物がしたくなる。この本は著者・山内さんの買い物遍歴なんだけど、「買ったけど実はその後使ってない」とかそういう後日談まで含まれているのが何とも人間らしくて好き。
アラサーになると今まで着てた服が急に似合わなくなったり、ちょっと高くても良いものが欲しくなったりという現象には激しく同意。服装とかほんとに模索中。
— yuko@読書 (@book_yuko) 2018年12月9日
けどちゃんと自分で稼いだお金で、好きなものを(全部ではないけれど)買えるって幸せだなぁと思う。社会人の経済力ばんざい!
〇女子をこじらせて/雨宮まみ
雨宮まみ『女子をこじらせて』読了。
— yuko@読書 (@book_yuko) 2018年12月21日
雨宮さんの自伝的エッセイ。「女であること」をこじらせ、七転八倒してきた雨宮さんの歴史が綴られている作品。
苦悩する作中の彼女に「考えすぎ!」って言いたくなる一方、自分もこんな風に悩んだことあったな、なんて思う。切実な言葉が痛いくらい胸に刺さった。 pic.twitter.com/xHUqezLAXy
作中、雨宮さんが10~20代前半だった頃の話を読んでいると、当時はこんなにも女性差別がまかり通っていたのかということに驚く。近頃はそういったものが少しづつ減ってきた印象はあるけれど、それには少し上の世代の女性たちが必死に声を上げてきた結果なんだろうな、と。男性からの差別的な目線にひどく悩みながらも、戦い抜いてきた記録がここにある。
そして、この本を読んだ時点で雨宮さんがもうこの世にいないことが何よりも寂しい。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/01/23
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 96回
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有川浩『塩の街』読了。有川先生ファンなのに今更読んだデビュー作。
— yuko@読書 (@book_yuko) 2018年12月31日
何で今まで読んでなかったんだろう、ってくらい好きなお話でした。
塩害に侵された世界の片隅の小さな恋。世界を守るためじゃなくて、好きな人を守るために命をかける。
互いを想い合う心の真っ直ぐさに、胸を打たれた。 pic.twitter.com/0zAZZwJrCR
Twitterでも書きましたが、すごく好きなお話でした。有川先生の作品らしい、一途で真っ直ぐな登場人物たちが面映ゆい。大切な人を守りたりたい、ただそれだけのために行動したら世界を救っていた。愛ってそういうものなのかもしれない。
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年末年始は実家に帰省していたのですが、ここで「実家でやることなくてヒマ問題」が勃発。持参した本も読み終わってしまったので、初売りで漫画を買ってきて読んでいました。