桜花雑貨店

本とか音楽とか考えたこととか。

今年に入ってから読んだ本たち。

今年に入ってから読了した本5冊をご紹介。
 
夢を「10倍速」で実現する方法

夢を「10倍速」で実現する方法

 

 

ソフトバンク社長室長として、孫社長を長年見てきた三木雄信さんの本。夢を実現するために必要なノウハウがつまっています。

起業を考えてる人、何か自分で新しいことを起こそうとしてる人にオススメです。
 
「競争相手の少ないジャンルを探して、まずはそこでナンバー1になる」
「知らない人でも積極的に会いに行く。何かをしようと思ったらまずはその分野の人に話を聞きにいく」
など、挙げられているノウハウは実行できそうなものばかり。いきなり大きな目標を目指すのではなく、まずは小さな行動から始めてみることが大切なんだな、と。目標を前にして難しく考える前に、まずは小さくても行動してみることが大事ですね。
 

 

イルミネーション・キス (双葉文庫)

イルミネーション・キス (双葉文庫)

 

 

リバーズ・エンド」の頃から好きな橋本紡さん。
キスがテーマの短編集。様々な人たちが、それぞれの場所で過ごす毎日を切り取っています。私は『ハウスハズバンド・キス』が一番好き。専業主夫のお話なのですが、ここのところ男性の育休が話題になっていることもあり特に印象的でした。
仕事と、子育てと、自分たちの日々の生活と。それらをパーフェクトにこなすことは今の日本じゃ難しくて、何かしらは捨てなくちゃいけなくて。けど捨てることにも戸惑って、それでも何とか折り合いをつけて生きている。そんな中で、全部完璧ではないにしても、美味しいご飯と家族の笑顔があれば幸せなんだよね。一番最後のシーンがすごく良かった。
 

 

書店男子と猫店主の長閑なる午後 (集英社オレンジ文庫)

書店男子と猫店主の長閑なる午後 (集英社オレンジ文庫)

 

 

書店、猫、メガネ男子という素敵三拍子につられて購入。さくっと読めました。少しファンタジーも入っているのでそちらが好きな方にもおすすめ。しかしこの三拍子はどうしてこんなに魅力的なんだろうか…。
 

 

推定脅威

推定脅威

 

 

第21回松本清張賞受賞作。自衛隊戦闘機をめぐる事件を解き明かしていくミステリー。
途中専門用語が出てきて、航空機の知識がからっきしな私は「ん?」ってなりましたが、知識がある程度ある方は楽しめるかも。もちろん、知識がない私でもストーリー自体は楽しく読めました。
 

 

今日も一日きみを見てた

今日も一日きみを見てた

 

 

作家の角田光代さんによる、飼い猫トトとの日常エッセイ。
まず、トトがかわいい。表紙や本のところどころにある写真はもちろん、文章の中に登場するトトの行動もかわいらしい。
角田さんの文章も読みやすくて好きです。
うちにも猫がいるけれど、トトにちょっと似てるなぁと思いながら読みました。布団に入ってこないとか、ご飯食べてるとテーブルに乗ってじっと見てるとか、運動神経がちょっと鈍いところとか。
けどそういうちょっとしたことが面白くてかわいいんだよなぁ、とニヤニヤ。
全体を通して、角田さんのトト愛がにじみ出ていました。
 
 
今は出口治明さんの『「全世界史」講義』を読んでいます。高校の選択は日本史だった私は読み進めるのにだいぶ苦労しています。なんせカタカナが苦手なもので…。
勉強にはなるし、知らないことを知るのは楽しいのでじっくり読んでいこうと思います。