桜花雑貨店

本とか音楽とか考えたこととか。

読書会その2。

 先日、久しぶりに読書会に参加してきました。今回は2回目。

半分以上初対面の方でしたが、今回もいろいろな本を教えていただき嬉しい限りです。

仕事についての刺激的な話も聞けたし。満足満足。

感化されやすい性格の私はもう既に何かやり始めたい気分です。とにかく動いてみることってほんと大事だなぁと。

けど今はとにかく試験勉強頑張らなきゃ。

 

お店はずっと気になっていたところだったので今回行けて良かった!

パスタをいただきましたが美味しかったです。意外と辛くてちょっと意外だったけど。

他のメニューも食べてみたいなぁ。

 

今回の読書会で、私は「動物関係の本」という自分なりのテーマをもとに、何冊か本をご紹介させていただきました。その中の一冊がこれ。

 

 

 片野ゆかさんの「動物翻訳家」。

4つの動物園を舞台とした、飼育員さんたちのノンフィクションです。

私がこの本を読むまで知らなかったのは、「環境エンリッチメント」という概念。本文から引用させていただくと、

『動物園の飼育環境を充実させて動物たちの精神的、身体的な健康を向上させる取り組みのこと』

だそうで。

実際、この本に登場する飼育員さんたちは誰もが、動物園で生きる動物たちの幸せな生活のために尽力されています。そこにとてつもないプロ意識を感じました。

ただ単にエサをやって掃除して、というだけではなく、生活環境を野生と同じに整えたり、より良いエサを探し求めたり、動物たちが求めているものを設置してあげたり…

その行動はまさに、動物たちの気持ちを代弁する翻訳家そのもの。

今まで動物園の動物たちにはたくさん楽しませてもらってきましたが、その裏にこういった飼育員さんたちの努力が隠されていたんだなと思うと本当に頭が下がる思いです。

これからももっと動物園が面白くなることに期待しています。「動物園の動物はかわいそう」なんて言われないくらいに。

 

 

今回も読書会に参加できて良かったです。やっぱり皆さん行動力があったり、趣味を全力で楽しんでいたり、本当にいろんな方がいるのでエネルギーをたくさんもらえるんですよね。今後も継続的に参加していきたいです。

予備校に通い始めた話。

ずいぶんとお久しぶりです。

いろいろと書きたい気持ちはあったものの、なかなか手を付けられないままあっという間に月日は過ぎ…

気が付けば11月に突入していました。時の流れって恐ろしい。

 

そんな言い訳はさておき。

実は先月から予備校に通い始めました。

なんのためかというと、ずばり転職のため。

 来年の公務員試験、国立大学職員の試験を受けようと思っています。

 

それは突然思いついたことではなくて、前から何となくは考えていて。

というのも私、3年前に一度市役所の試験に失敗しているのです。

当時は大学4年生で、筆記は受かったものの最終の面接で落ちて。

そこからなかなか就職先が見つからなかった中で、ようやく今の会社に拾ってもらったという経緯があります。

 

今の仕事が嫌なわけではなく、むしろ本当に恵まれた環境にいるな、とは思います。

お給料はそんな多くないけど勤務条件は悪くないし、人間関係も良好だし。

だけど働いていく中で、ずっとこの仕事を続けていくことへの疑問はだんだん大きくなっていって。

そしてそれと比例してまちづくりへの興味がどんどん湧くようになっていて。

4年生の時の失敗がどうにも忘れられないまま、ずっと過ごしてきました。

 

おまけに周りには市役所職員など公務員になった人が何人かいて、その人たちの仕事の話を聞くたびに、羨ましい気持ちと同時に悔しい気持ちや妬ましい気持ちを抱くようになってしまい。

これじゃいけないな、とは思いつつも気持ちは抑えられずどうしたものかと思っていました。

「自分はこの人たちより下なんだろうか」なんて卑屈なことを考えてみたりもした。

 

けどある時ふと気づいたのは、

「そんなに悔しいなら同じラインに立てるように努力すればいいじゃん」

ということでした。

何もしていないくせに勝手に悔しがって卑屈になってる場合じゃないな、と。

私も同じ場所に立ちたい。

初めて仕事をすることに関しての夢ができました。

 

同時にもう一つ別の夢があって。

その夢を叶えるためにはどちらにしろ今の仕事は辞めなければいけないことになっていたので、どうせ転職するならもう一度チャレンジしてみよう!と思い立ったのです。

 

で、本格的に行動を起こすため、まずはきちんと勉強しようと思い予備校に通い始めたわけであります。

あーここまで長かった。

完全な自分語りでしたね。読ませてしまった方がいたら本当にすみません。

けどこうやって考えてたことを文字にできて、少しすっきりしました。

 

もちろん予備校に通い始めたからといって安心してはいけないと思うし、何より仕事しながらの受験勉強になるのでどうしても学生や浪人生よりは勉強時間が少なくなってしまうというハンデはあります。

それでも私はチャレンジしてみたい。

 

そんな決意表明代わりの自分語りでした。

来年の手帳を買いました。

今年もあと100日弱だそうで。

一年が経つのは本当に早いものですね。

 

ということで、先日来年の手帳を購入しました。

今回はこちら。

 

 私はこのシリーズのベージュにしました。

シンプルさと可愛らしさを兼ね備えたカバーに一目惚れ。

 

ここ2年はほぼ日手帳を使っていたのですが、こちらのカバーが気に入ってしまったので来年はEDiTで。

手帳は日記代わりやいろいろな記録をするのに使いたいと思っているので、1日1ページなのは譲れないポイント。

それでほぼ日を使っていたのですが、EDiTでもそれはクリアしているので満足です。

もう既に来年が楽しみ!

 

それと同時にもう一つ。

同じくEDiTシリーズの「本よむEDiT」も仲間入りしました。

 

 

読書記録をするためのノート。

表紙がハードカバー本のようにしっかりしています。

今、読書記録はブクログ - web本棚サービスさんでやっているのですが、やっぱりアナログで記録を残したいなという思いがあり。

この「本よむEDiT」は、タイトルや読了日などの項目があらかじめ記載されているので、ただのノートに書くより使いやすそうなところがポイント。

読書ライフがますます充実しそうです。

 

こうやってお気に入りのものが増えていくのは幸せなことだよなぁ。

自分に必要な、お気に入りのものだけに囲まれて暮らしていたい。

他人に期待しないこと、求めないこと。

ここ最近、「他人に期待しないこと、求めないこと」って簡単そうで実はすごく難しいことだな、と思っています。

何だかんだ言って他人に期待してしまうことが多い。ああしてほしいとか、こう言ってほしいとか。

それが達成されないと、怒ったり拗ねたりイライラしたりして。不機嫌な態度取ってアピールしてみたり。ずいぶん子どもだったなぁ。

さすが大人になってからは、明確に態度に出したりはしなくなりましたが、やっぱり家族とか近しい間柄の相手にはついワガママな部分が出てしまったりするんですよね。どうしても身内には期待のハードルが高くなってしまう。

近しい人ほど大切にしたいのにね。

 

以前の私は、そうやって他人に期待しては思い通りに行かなくてイライラしていました。

けどある時から、その人はその人のやり方に従って動いているだけであって、結局私が勝手に期待して勝手にイラついていただけなんだと気付いて。

それからは、意識して他人に期待しないようにしています。無意識に求めてしまっていることもまだまだありますが…

 

期待しない、と言っても「どうせ無理だろ」みたいなマイナスな意味ではなくて。

「まぁそうしてくれなくてもしょうがないかな、けどもししてくれたら嬉しいな」くらいのスタンスです。

要は自分の意識次第なんですよね。他人の行動をどう捉えるかっていう。

他人は変えられないのだから、自分の意識を変えたほうがよっぽど手っ取り早いな、とつくづく思う。

 

そもそも自分自身を振り返ってみても、必ずしも他人からの期待に応えられてるわけでもないし。それなのに自分は他人にいろんなことを求めてるっていうのもおかしな話だな、と。

こういうことに気付けるようになった点では多少成長したのかな、なんて。

 

そんなことを仕事帰りの車中で考えたのでした。

何だか他にも考えたことがあったような気がしなくもないのですが、私の残念な感じの記憶力ではここまで。

また思いついたら書き足そう。

読書会に参加してきました。

先日、人生初の読書会なるものに参加してまいりました。

 

きっかけは某SNS

そこでのコミュニティで、『(私の住んでいる県内の)カフェで読書会をする』という会を見つけて。

「これは参加するしかない…!」と勇んでメンバーになったものの、

実際に開催されている読書会自体にはなかなか足を踏み入れることができないまま

早半年。

ようやく、ようやく!参加してきました。

 

その日の参加者は私を含めて6名。

もちろん皆さん初対面の方ばかり。

ですがこれまた良い方ばかりで、初参加の私でも無理なく入っていくことができました。

緊張したけどほんと良かったー。

 

本もいろんなジャンルの本が集まっていました。

それぞれが持ち寄った本を紹介して、各自気になった本を手に取ったり読みふけってみたり…

堅苦しい雰囲気もなく、いい意味でゆるい感じの心地良い時間でした。

 

本の話ができるって幸せ。

私の周りにはなぜか読書好きがほとんどいないため、本の話を普通にできるということがものすごく新鮮でした。

読書会だから本を読んでても良し、好きな作家さんの話をしても良し。なんて素敵。

 

年齢も職業もバラバラだけど、読書が好きだということを通じて知り合えた人たち。

好きなことが繋いでくれる縁って素晴らしい。

 

そんな感じの初読書会でしたー。

楽しかった!

これぞ自分が参加したかった集まりだな、と実感。

これからも継続的に参加していきたいな。

ますます読書熱がヒートアップしたのでした。

忘れられない輝き。~ジョゼと虎と魚たち

こないだDVD借りて観た映画の話。

 

観たのはこれ。

--ジョゼと虎と魚たち--

 

2003年の映画です。

原作は田辺聖子さん。

 

【あらすじ】

麻雀荘でアルバイトする大学生の恒夫(妻夫木聡)はある日、

乳母車に乗った少女くみ子(池脇千鶴)に出会う。

くみ子は足が不自由なため、祖母に乳母車で散歩させてもらっていた。

彼女は自らを「ジョゼ」と名乗り、恒夫に自分をそう呼ばせる。

不思議な魅力のあるジョゼに、恒夫はだんだんと惹かれ、

彼女のもとを訪れるようになる。

 

 

 

これを観ようと思ったきっかけは

朝井リョウさんの

桐島、部活やめるってよ」を読んだから。

その中に、この映画の名前が出てきたので

どんな映画なのかなーと思い観てみました。

 

ここから先は感想ですが、ネタバレを含むのでご注意を。

映画の内容が気になった方はぜひ本編を観てみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、

観ながら何度も胸がいっぱいになりました。

何なんだろうこの感じは。

 

二人の出会い方はとても奇妙だし、

ジョゼとおばあちゃんの生活空間も

何とも言えない独特な雰囲気を醸し出しているしで

全体を通して不思議な空気に包まれているような印象でした。

その世界観にあっという間に引き込まれてしまった。

 

ジョゼはちょっと変わってはいるけれど、やっぱり女の子なんだなぁと思ってみたり、恒夫(妻夫木)は何をやっても様になるなぁと思ってみたり。笑

 

一番好きなのは海でのシーンです。

本当の恋人同士のように自然なやりとりをしているところにほっこりしました。

 

そんな二人でも別れは訪れて。

「別れの理由はいろいろということになっているけど、本当は僕が弱かったからだ」

という恒夫の語りがありましたが、最後に恒夫が泣き出すシーンは思わずグッときました。

 

長くはなかったけれど、お互いを想い合い、気持ちを共にして過ごした時間は本当にかけがえのないもので、二人がそれまで生きてきた他のどんな時間よりも尊く輝いていたんじゃないかと思う。

 

けど恒夫は自分の弱さゆえにその日々を守ることができなくて。

輝きを守り切れなかった自分の弱さに、彼は涙を流したのだろう。

 

きっとそれは離れてしまったからには彼女にはもう二度と会えないであろう、ということに対しての涙でもあって。

それだけ愛していたのに、弱さゆえに離れることを選択してしまった恒夫。

本当に切ないなぁ。

 

一方で、それを受け入れ一人で淡々と生きていこうとするジョゼはとても強いと思う。

見習いたい強さ。

自分に「虎」を見せてくれた存在である恒夫を、きっとずっと忘れないんだろうな、と思いました。

 

たとえ離れてしまっても

二人が一緒に過ごした時間は決して消えないし、ずっと輝いているのだと思う。

お互いの心の中で。

 

観て良かったな、と思える映画でした。

誰かが誰かを想う気持ちって本当に素敵だな、と改めて思わせてもらいました。

 

今日読んだ本~なりたい自分について考えてみる

こんにちは、うさにゃんです。

現在お盆休み中のため、滅多にない連休を満喫してしっかり休んでいます。

お仕事されている方、本当にお疲れ様です。

働いてる皆さんのおかげで休めるのです。感謝。

 

さて、せっかくなので今日読んだ本なんかを紹介してみたいと思います。

 

本はこちら。

人生の質を高める12の習慣?ライフクオリティ向上プログラム?

人生の質を高める12の習慣?ライフクオリティ向上プログラム?

 

 

メンタルコーチをされているワタナベ薫さんの本。

つい最近出たばかりの最新刊です。

 

実は私、ここのところ上手くいかないことが多く…

何でもいいから行動の指針やらやる気やらをどうにかして得たいと思っていたのです。

 

ワタナベさんを知ったのは今年の春先のこと。

その時もやはりいろいろあって「変わらなきゃ!」と思っていた時で、

たまたまタイトルに惹かれて読んだ本がワタナベさんの本でした。

 

そんなことがあったので、今回もまた自分のことを見直したくて

『人生の質を高める~』を読んでみたわけです。

 

前置きが長くなりましたが。

個人的に惹かれた部分を何か所か挙げてみると、

 

*「二年間一度も袖を通していない服、または履いていない靴は処分すること」を徹底する(p.30)

 

*新しいことを始める時、リスクに重きを置きすぎると行動力の低下を招く(p.45)

 

*いつ会ってもイメージが一定で、似合うものだけを着ていることが、真のオシャレ(p.72)

 

*他人の価値観を100パーセント信じる義務はなく、まして自分の価値観を人に押し付けたり、強要すべきでもない(p.91)

 

*絶対に自分のことを否定しない人がいるということは、大きな安心感になり、力になる(p.100)

 

*どうしようもないことは、考えるのをやめる(p.107)

 

*形あるものが無くなった時、自分の心に残るものは一体何なのか?(p.150)

欲しい物を全て手に入れてしまった後、あなたに残る大切な物は何か?(p.178)

 

 

大体こんな感じ。

 

私はまさに石橋を叩きすぎて壊すタイプなのです。

リスクについて考えすぎるというか。

けど、それって変化から逃げるための言い訳に過ぎないんですよね。

やってみると意外と何とかなるのだから、リスクばかり考えずに何でも挑戦してみよう。

 

自分のことを否定しない人がいる、というのは本当に心強いですよね。

自分自身も大切な人に対してそういう相手でありたいなと思います。

 

また、この本には章ごとにワークがあって、その中に

「あなたが人生の中で大切にしていることを三つ書き出してみる」

というものがあります。

これは人によって答えが様々で面白いんじゃないかな?

ちなみに私の場合は、「愛」と「学び」と「感謝」です。

 

全体を通して、自分の心のこと、美しさのこと、人間関係のこと、お金のことなど

様々な面から人生の質を高めるための方法が書かれています。

とにかく物事をシンプルに捉えて、考えすぎないこと。

自分の心の欲することに対して素直に、積極的に行動すること。

それが全てのことに通じてるんだな、と思いました。

 

いろいろと考えすぎてしまう私ですが、

シンプルにやりたいことを好きなようにやれる人って素敵だなーと思うので、

そんな人を目指して頑張ります。

 

何かしら自分を変えたい、と思っている方は

ぜひ読んでみて下さい。

 

私がなりたい自分は

*穏やかだけど芯が通ってる

*いつも笑顔

*大人だけど可愛らしさもある

*頭の回転が速い

*行動力がある

*気が利く

*ユーモアがある

 

目指せいい女!笑

 

 

(※引用部分のページ番号を追記しました。8/16)